| 今回はヤーコンの栄養のヒミツです。
新野菜・ヤーコンを一躍有名にしたのは、その栄養価。
フラクトオリゴ糖、ポリフェノール、食物繊維、の3つの成分が、
ヤーコンの名を世に知らしめることになったのです。
まず第一のフラクトオリゴ糖。
果糖とブドウ糖が結合してショ糖になりますが、そのショ糖に1〜8個の果糖が結合したのがフラクトオリゴ糖で、ショ糖に比べると3割ほどの甘み成分になります。
糖分は結合が小さいほど、より体内に吸収しやすいのですが、フラクトオリゴ糖はその結合の仕方から、
という特徴をもち、
- 整腸作用
- 血中脂質の改善
- 血糖値の上昇やインスリン分泌をほとんど生じない
という効果が確認されています。
この甘み成分は、今まではキク科野菜に多く含まれていることが知られていましたが、
今まで多いとされていたゴボウやチコリーからみてもダントツの3倍ほど。
ヤーコン100gあたりには、なんと約9gも含まれているんです。
生で食べてもシャキシャキとほのかに甘く感じるのは、このフラクトオリゴ糖が豊富に含まれているためなんです。
第二にポリフェノール類。
ヤーコンのポリフェノールは「クロロゲン酸」を中心して構成されています。
クロロゲン酸は、コーヒーにも含まれる成分で、抗酸化作用による活性酸素の除去効果や糖の吸収を抑えて血糖値の安定化を促す効果、血圧の抑制に関与する効果があることが知られています。
ただしこのポリフェノール類は、アクの成分でもあるので、生食したときには若干の渋みを感じるかもしれません。
このポリフェノール類、赤ワインと同等かそれ以上の割合で含まれています。
ポリフェノールの持つ抗酸化作用をうまく利用したいものですね。
第三に食物繊維。
その80%が水溶性食物繊維となっていて、
腸内細菌の活性化や腸内老廃物の除去効果が高い成分です。
フラクトオリゴ糖とともに、メタボリック症候群対策やダイエット効果が期待されている成分ですね。
その他、カリウムが多いことやイモ類中で一番カロリーが低いことなどからも、高血圧対策や、メタボリック対策、ダイエット効果など、さまざまな現代病に効果の期待されている野菜です。
現代の飽食/豊食の時代にあわられた、現代病対策の救世主。
ヤーコンが今まで雌伏の時代を過ごしていたのは、健康野菜を待ち望んだ現代のような時代が来ることをヤーコン自身がずっと待ちわびていたのかもしれません。 |